インビザライン#1/52

高橋一生の歯並びいいな。
テレビで大きく口を開けて笑う彼の人を眺めながら、そうだ矯正しようと発起した。
ありがたいことにこの状況下でも冬期賞与が出たので、どうせマスクもつけっぱなしであるし外出の機会も少ないのでと長い間二の足を踏んでいた歯科矯正を始めることにした。

矯正専門歯科に最初に相談に行ったのが12/12、さくさくと話が進んで1/16にマウスピースを受け取った。
型取りは昔のように粘土を詰めて型を取る地味につらい時間を想像していたが、センサー的なもので読み込んで終わった。時代は進んでいる。

私の状態では上下2本づつ抜歯が必要なので、紹介状を書いてもらい来週別の歯医者で抜いてもらうことになっている。やるなら一思いにやってほしい。
それが終わったらゴムを引っ掻ける突起をつけるらしい。

今日で4日目になるが、強い痛みはないものの未だに違和感に慣れない。
着ける時はいいのだが、外す時が慣れてないためか少し痛い。
八重歯が飛び出ている乱ぐい歯なので、特に上唇に当たるのが気になり、ふとした時にチンパンジーの顔真似をしてしまう。こうした瞬間にリモートワークのありがたさを噛み締めている。

枚数的にはほぼ1年で表面上歯並びは揃って、また一年かけて安定する計算となる。
長いようだがきっとあっという間だ。
その頃にはマスクを着けなくても出歩ける世の中になっていることを願う。

とりあえずまずは1年、心折れそうなときは彼の歯並びと笑顔を思い出して頑張っていきたい。